頂きものは当然うれしいですが、遠慮もあったりします。どういったことで持ってこられたのだろうか、お返しは要るだろうか、次にお会いした時にはどう礼を言おうか、などなど。
仕事上であればなおさらです。上司に報告して相談することもあります。どうしても考えてしまいます。
浄土真宗の救いは他力(阿弥陀仏の本願力)の救いです。私に何の見返りも要求していません。
南無阿弥陀仏となって、今助けると現にはたらいているということは、今の私のまま助かるということです。何かする暇もないのが今ということです。助かるのみです。
名号を与えると言い換えるならば受けとるのみです。
ためらわずに遠慮なく受けとりましょう。そしてお礼の念仏を称えましょう。