念仏者 とんのつぶやき

往生浄土の身となり、日々のちょっとした思いを気の向くままに残しておきます

終活と遺言

 就活ならぬ終活という言葉がすでに定着した感があります。自分が死んだ後に自分のことで迷惑をかけたくない、残された人に幸せになってもらいたい、いろいろな思いがあってのことだと思います。

 私も今死ぬとなると残される家族のことを真っ先に考えます。大事な書類の保管場所や重要なパスワードの管理はざっくりですが済ませてあります。不要な私物はどんどん処分しています。

 間違いなく終活も大事ですが、浄土真宗に縁があったならば、肝心の我が身の後生は本当に大丈夫かどうか、自分の心の内を是非とも正直にみて頂きたいと思います。

 今死んでも大丈夫ですか?後生は一人一人のしのぎ、こればかりは代わりが利きません。

 私の後生は阿弥陀様にまかせてあるので何の心配もありません。そういう意味では私自身の終活と言ってもいいかもしれませんが、それはすでに済んでいます。

 南無阿弥陀仏のはたらきをよく聞いて疑いない身になってください。これが私の終活の言葉です。