念仏者 とんのつぶやき

往生浄土の身となり、日々のちょっとした思いを気の向くままに残しておきます

心を弘誓の仏地(ぶつじ)に樹て

 昨日まで意気盛んだった人がコロッと意気消沈してしまうことがあります。

 きっかけ1つで人はどうにでも変わるものだとつくづく知らされます。支えとしていたものが崩れてしまうとあっけないものです。

 親鸞聖人が教行信証に、

「慶ばしいかな、心を弘誓の仏地に樹て、念を難思の法海に流す」

と言われています。意味を詳しくお聞きする機会はないのですが、すごく格調高いというか無限の広がりを感じるお言葉だと思います。

 弘誓の仏地、こんな土台があれば心底安心できると思います。

 そして親鸞聖人ほど阿弥陀仏のご恩を感じられた方はおられないのではないかと思います。