念仏者 とんのつぶやき

往生浄土の身となり、日々のちょっとした思いを気の向くままに残しておきます

35年目の変節に学ぶ

 浄土真宗には約850年の歴史があります。

 所属していた団体のトップの先生(以降A氏)は、団体を立ち上げて35年目にして、大きく布教の主張するところを転換しました。当時は新鮮な驚きと共に、真実を知らされたのだ、との喜びで、言われるままに該当の言葉を丸暗記して、A氏の主張する解釈を受け入れたのでした。

 タラレバですが、この時点で団体に見切りを付けるのが正しい選択でした。親鸞聖人以降、善知識として歴史に名を残す偉人や、大学者、名は残らなくとも、多くの賢者によって教義解釈や法論が繰り返し行われて洗練され、様々な時代背景を経て今日の浄土真宗に至っている訳です。議論が出尽くしているとは言えなくとも、膨大な頭脳と知恵の結晶が教義の根幹を支えている訳です。

 その一派を破門になってA氏が立ち上げた団体。35年目に打ち出した新説の根拠や解釈が、目に余るほどずさんであり歪んだものであったと知ったのはずっと後になってからでした(その後、ネット上の法論で徹底的に間違いが指摘されて公になった事を知りました)。

 当然と言えば当然。真宗の教義がそう簡単に揺らぐものではありませんし、ましてその教義に裏付けされた信心が変わるものではありませんでした。見事にA氏に騙されたのでした。

(実際に退会したきっかけは、団体立ち上げ当初から主張していた、阿弥陀仏の本願に対する教義解釈の間違いです。これだけで十分でした。)

 教義の変節は要注意です。人間は怖いモノ持ってるんです。

「私は真実を説き切っている。聞き切らないのは皆さんの責任です」

 何度かA氏から聞いた言葉です。これまではずっと、A氏は命懸けで布教しているのに真剣に聞き切らない自分、をひたすら責めていました。

 ところが、、、。

 インターネット上から教義の誤りに気付き、退会を決意し、これで最後と臨んだ講義の冒頭で、その言葉が飛び出したのです。

「私は真実を説き切っている。聞き切らないのは皆さんの責任です」

 どんな思いが沸き起こったか。

 嘘つき!と言って張り倒してやりたい、でした。その後の話の内容はインターネット上の教義誤りの指摘に対する言い訳でした。

 何も知らない仲間達は、これまでの私と同じように険しい表情で、真剣に聞き切れずに申し訳ありません、の思いで聞いていたでしょう。単なる言い訳話しとも知らずに。言わば保身話しを延々と聞かされていたのでした。

 A氏の裏の姿、いや本当の姿を知った後は、A氏を見る目がガラリと変わりました。

 500年に1人の大先生が、嘘つき爺さんに^_^

 しかしそれと同時に、騙された自分という者を見つめ直すべし、でありました。

 カルト団体を離れてから学んだことはいくつかあります。信心の有無とは無関係に、

冷却期間をおく。

◯思考(カルト思考)を洗い出す。難儀でした。

◯外部の意見に耳を傾ける態度を身につける。

◯教義に冷徹に。

◯知識の話す内容は慎重に批判的に聞く。

 何よりも時間的、物理的な距離を置くべきです。もちろん年単位です。

(以降の内容はブログの趣旨に合わない記述であったので削除しました)