浄土真宗、当然ですが仏教です。仏教の中の浄土教、その浄土教における一宗派ですから、仏教の教理を外れた浄土真宗というのは有り得ません。
仏教の目的は、成仏、仏に成ること。実際の仏教系宗教は、目的としているところは現世利益的なことであったり社会貢献であったり、まちまちかもしれませんが、本来のそれは成仏、これに尽きます。仏という悟りを開いて永遠に一切の迷い苦しみから解き放たれることです。
その手段に2通りあります。
この世で修行を積んで仏の悟りを開くのか、それとも来世に渡って長い期間をかけて修行を積んで仏を目指すのか。
これに対して浄土真宗では、修行を積めるような私ではないと観て、阿弥陀仏の本願力に全てを委ねて流転輪廻の迷苦から、ただ今救われる。これを信心決定、現生正定聚と言います。そして死後に浄土往生すると同時に仏の悟りを開く。つまりこの世と死後の2度の救いを説くのが浄土真宗ですが(これを現当ニ益と言います)、あくまでも究極の目的は、仏になることです。仏教の土台に立っているのですからこのことに何の不思議もありません。
では、仏に成ることと現代の私達の生きる意味とは相関性があるのか。
そもそも私は元より、自身の流転輪廻からの解脱を求めて浄土真宗の法話を聞くようになったのか、何をどうしたいと願ったのか、他の方々はどうなのか、まったりと続けたいと思います。