念仏者 とんのつぶやき

往生浄土の身となり、日々のちょっとした思いを気の向くままに残しておきます

死ぬことの意味

 普通、生きること以上に、死ぬことの意味はなかなか見出しにくいと思います。どんな思考の力でもって見出したとしても、死ねばその力も失うものだからです。

 南無阿弥陀仏に救われた人が亡くなることを、浄土真宗では「死ぬ」とは言わずに「往生する」と言います。

 浄土往生、浄土に往って仏に生まれるのです。

 そういう身にただ今救われてこそ、生きることと同様に、死ぬことの意味が見出せるのではないかと思います。