念仏者 とんのつぶやき

往生浄土の身となり、日々のちょっとした思いを気の向くままに残しておきます

お盆のつぶやき

お盆休みも終わります。五蘊盛苦、相変わらず喜怒哀楽しつつも、概ねゆるやかな時間を過ごすことが出来ました。 一日を振り返り、念仏称えて歩んでいきたいと思います。

貴重な日々

14年ほど経ちますが、聞けるタイミングというのがあったように思います。 後生助かりたいという気持ちが無いことには始まりませんが、これまでの聞き誤りを正されて認め、ただ今助けるという本願に真向かいしました。 大袈裟かもしれませんが、そのタイミ…

主人公

魅力的な小説や映画に出会うと、いつの間にか主人公に入り込んで、ドキドキワクワクすることがあります。 阿弥陀仏の本願の相手は、十方衆生と言われますが、私のことです。そうならば、何故本願を立てられたのか、私に対してどんな誓いをしておられるのか、…

領解文(改悔文)

りょうげもん(がいげもん)と読みます。蓮如上人の時代から始まったもので、浄土真宗の正しい領解(信心)を口に出してあらわしたものです。 自身の領解(信心)を告白し、間違いがあれば正してもらう良いご縁となります。領解文は、その人の信心が正しいか間違…

真の平等

南無阿弥陀仏の救いの対象から外れる人はありません。区別無く働きかけられています。 自身の業に如何に苦しんでいる人であっても、こんな私が救われるはずがない、と卑下する必要はありません。 ただ今救うのお働きに、おまかせしたのが信心です。罪悪が深…

一度きり

この世で阿弥陀仏の本願の救いは一度きりです。そして救われたならば、捨てられることは二度とありません。たとえ救われたことを忘れてしまっても問題なしです。 要は救われるか否かです。今救うと働きかけている南無阿弥陀仏に、おまかせするのみです。まか…

理想

桜の時期、年度の始まりにはその時々の新鮮な思いがありました。今年もそうです。 一人一人が他力信心の花を咲かせ、頂いた命を育むような生き方に努めるならば、どれだけ素晴らしい世の中になるのだろうかと思われます。

お礼

頂きものに対してやお世話になった人へのお礼は、失礼の無いようにと気を使います。 未だにではありますが、若い頃は常識にも疎く何度も痛いことをしてきました。 他力の信心においては、念仏を称えることが、私の生死問題を解決して下さった御恩返しになる…

あれこれ考える

人生という名の旅は、いつかは終わりを迎えます。 当然、何に時間を使うべきかと考えます。 煩悩や執着は、暇がなく、臨終の瞬間まで消えない、絶えないと教えられます。つまりキリがないということです。 それならば、この世の願いは、そこそこでいいんじゃ…

しかない!

期待しかない。 楽しみしかない。 最近は、しかない、の前に否定的ではなくポジティブな名詞を置いた言い回しが増えたように感じます。「名詞」+「で」の場合も。いずれも、明るい未来に対する今の気持ちを表しています。 これしかない。 するしかない。 元…

是々非々

是々非々で対応する方針を掲げる。 是と非。それを判断する人間自身の主観を全て払う事は不可能です。すり合わせや議論、規則が必要になってきます。 より良く生きるには、まず自身を知ることからでしょうか? そして努力と忍耐。

never give up

考えが凝り固まっているのだから、もうそれでいいじゃないか•••。 真宗を聞き誤ったままの仲間達を想うと、諦めにも似た感情が込み上げてきます。 そんな人にもはたらき続けている南無阿弥陀仏を念じるばかりです。

思考を超えた世界

サラサラと流れるように世の博識を展開する論客、ついつい引き込まれてしまいます。 あくまでも私の主観ですが、そんな人ほど、他力の信心、あて頼りとするような領域には目が向きにくいように感じます。 しかしそのような人でも、平等に、いのちをまるごと…

真っ先に

老いや病で、これまで出来ていたことが出来なくなった自分を受け入れて生きる。 そうだよなあ、と共感する反面、どれだけ賢明な心持ちで生きようとも、遅かれ早かれ死んでいくという壁にぶち当たります。どうしましょう? 「まず信心を決定して」 それからで…

親ガチャ

生まれる処、時、によってその後の境遇は大きく変わります。 また、親ガチャ、という言葉は、今の日本の若者の思いを見事に言い表しているかのようです。 これらは、自分ではどうしようも出来ない、という点で共通しています。 未来を決めるのは自分次第、と…

人生の四苦

1人で生まれてきて1人で死んで行くんやな。 ドキュメント番組で、ある1人暮らしの病に臥す老人が、寂しそうに、そう呟いていました。 短い言葉に、生老病死が詰まっています。

備えあれば憂いなし

暴風雪に備えて、ガソリンの給油や水道管の保護、食料品の買い出しを済ませ、不急の予定は変更済み、これで一安心です。 先を考えて行動する知恵があるのは人間ならではですが、肝心の後生の備えは、南無阿弥陀仏におまかせするしかありません。

生きたその先

今を生きる。今を生きろ! 心を打つフレーズだと言われます。未来のことを案じ過ぎても何も始まらないし、過去にとらわれ過ぎても過去は変えようがないからです。 しかし、積み重ねた知識や経験があって今があるのであり、先を見据えて生きているのだとすれ…

新年を迎えて

はや2023年を迎えています。 デジタル化が進み何をするにも便利な時代になっていますが、楽あり苦ありの人生の本質は変わっていないように思います。 南無阿弥陀仏に生かされていることに感謝して、少しでも報いられるような日々を送っていきたいと思い…

散歩道

散歩道の脇の雑草が勢いよく伸びています。刈らねばならない人間の立場から見れば厄介ですが、夕陽に映えて、力強さを感じとることができます。 運動不足解消のためのささやかな時間ですが、夏にかけて少しずつ距離を伸ばしていきたいと思いました。

死んだら極楽は正しい?

死んだら極楽、死んだら仏(①) 「この世はどうにもならんもんや、死んだらお助けなんだ」と言う人のことを、独特の節回しで揶揄する布教使の話を聞いたことがあります(つくづくこの世はどうにもならんもんやなあ、と思いますが)。 確かに、生きている今、…

着実な歩み

生後、デビュー、結成、没後、復帰〇〇年、など節目の年ということがあります。先月と今月は、個人的にそういった関心事が多くありました。 その中で、確実に年を重ねている自分がいるわけです。 世の中いろいろなことがおきますが、平凡でも前向きに歩んで…

浄土往生の後に

わずかばかりの縁ではあっても、その方が亡くなったことを知ると、生前の最後となった会話が思い出されます。仕事柄、そういうことが年に何度かあります。 この世でできることは僅かでありましたが、仏様に成らせて頂いた後に、その方のためにできることがあ…

近づくべからず

自分ではどうしようもできないことには反応せずに、自分のできることに集中する。このようなことを言うトップアスリートや著名人がいます。なるほどと感心しますが、実行するのは至難の技だと思います。反応しないように、と反応してしまいます。 なるべく悪…

仕事にキリがない

仕事にはキリがないので、どこかで踏ん切りを付けるしかありません。一日のうちで一番ながく時間をかけているので強くそう思うのかもしれませんが、何事でもきっとそうなのでしょう。どこかでけじめをつけるべきものなのでしょう。 そこで、限られた命で何を…

置き忘れ

先日、傘をある店に置き忘れたことをその日の晩に気付きました。店を出る時には雨が降っていなかったのと次の用事を考えていたからでした(次の日に傘を取りにいきました、一件落着)。 気を付けないとな、と思いましたがこれまでも何度かやってます。誰でも…

因果応報と他力の信心

因果応報。 努力があって相応の結果が得られる。真理ですが、その理屈を南無阿弥陀仏の救いに当てはめるのは間違いです。 南無阿弥陀仏、他力の信心は、何の計らいもなく聞き入れる信心です。 例えば、用意されたお宝を、心からどうぞ受け取って下さい、と差…

とんだ話

全人類は悪人であり、死後は地獄に堕ちる。 今思えばゾッとするような話を繰り返し聞かされ信じていました。するとどうなったか? 自己肯定感が下がる、どこか投げやりになる、死に対して過剰な恐怖感に襲われる、他人の良い言動を素直に見れない。 暗くネガ…

月末に思うこと

月末には、店舗のいろいろな実績・結果が出てきて把握することになります。少なからず一喜一憂するのですが、どこか他人事と思えるのは適当な性格だからか、それとも仕事に真剣さが足りないからか。 どちらにしても何事もほどほどが身体にもよいでしょう(笑…

平等におとずれるもの

年をとるほど月日がたつのを早く感じる、というのはこれまでを振り返るとその通りと感じます。気が付けば臨終、と言うのは大袈裟でしょうか。 間違いないことは、時間は誰にでも平等に与えられていて、1日生きたということは確実に1日後生に近づいたという…