念仏者 とんのつぶやき

往生浄土の身となり、日々のちょっとした思いを気の向くままに残しておきます

一対一の本願(将棋編)

 将棋は一対一の勝負です。基本的には相手がいないと成立しません。

 将棋でたとえれば、阿弥陀仏はすでに対局室に入り席についておられます。

 まず席につくことです。他の誰かではなく私がです。

 そして気が付いたら生きているというような私を、ずっと前から助けようとしている、その所以を聞くことです。

 親鸞聖人も、「ひとえに親鸞一人がためなりけり」、と本願を振り返っておられます。